2014年12月30日勝みなみ、来年は“海外”が目標
日本ゴルフ協会は26日、東京都内でナショナルチームの慰労会を開き、4月のKKT杯バンテリンレディスで女子ツアー史上最年少優勝を果たした勝みなみ(鹿児島高1年)や森田遥(高松中央高3年)らが出席した。勝は来年に向けて「レベルの高い(海外)派遣試合で頑張りたい」と話した。具体的には世界25カ国の代表で争う「スピリット国際アマ」(9月、米テキサス州)などが目標になる。
2014年12月18日<女子ゴルフ>最優秀選手にアン
日本女子プロゴルフ協会(LPGA)の表彰式が17日、東京都内のホテルで開かれ、シーズンを通して総合的な活躍度を評価するメルセデス最優秀選手賞にアン・ソンジュ(27)=韓国=が選ばれた。3度目の賞金女王、2年連続の平均ストローク1位と計3部門で受賞したアンは「ゴルフも良かった。彼(恋人)とも出会った。年を取っても記憶に残る一年になった」と笑顔を見せた。
新人賞は9月の日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯でツアー初勝利を挙げたプロ2年目の鈴木愛(20)が受賞。「活躍した次の年が大事」と気を引き締めた。2度のメジャー制覇を含む3勝をマークしたテレサ・ルー(27)=台湾=が敢闘賞。メディア賞の「ベストショット」部門は、3月のアクサレディース最終日に18番のチップインイーグルでツアー初優勝を決めた渡辺彩香(21)。「ベストコメント」部門にはアマチュアの勝みなみ(16)=鹿児島高1年=を選出した。
同協会相談役で今年度の文化功労者にゴルフ界で初めて選ばれた樋口久子さん(69)が特別賞を受賞した。【佐藤則夫】
○…12月の最終予選会を突破し、来季は米ツアーに本格参戦する横峯さくら。今季を振り返り「自分にとっての最終戦(大王製紙エリエール)で優勝ができ、米ツアーの切符もつかみ、いい締めくくりができた」。20日にメンタルトレーナーの夫、森川陽太郎さんとの結婚披露宴を控える29歳は、来季の目標を「米ツアーで優勝したい気持ちが強い」ときっぱり。
新人賞は9月の日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯でツアー初勝利を挙げたプロ2年目の鈴木愛(20)が受賞。「活躍した次の年が大事」と気を引き締めた。2度のメジャー制覇を含む3勝をマークしたテレサ・ルー(27)=台湾=が敢闘賞。メディア賞の「ベストショット」部門は、3月のアクサレディース最終日に18番のチップインイーグルでツアー初優勝を決めた渡辺彩香(21)。「ベストコメント」部門にはアマチュアの勝みなみ(16)=鹿児島高1年=を選出した。
同協会相談役で今年度の文化功労者にゴルフ界で初めて選ばれた樋口久子さん(69)が特別賞を受賞した。【佐藤則夫】
○…12月の最終予選会を突破し、来季は米ツアーに本格参戦する横峯さくら。今季を振り返り「自分にとっての最終戦(大王製紙エリエール)で優勝ができ、米ツアーの切符もつかみ、いい締めくくりができた」。20日にメンタルトレーナーの夫、森川陽太郎さんとの結婚披露宴を控える29歳は、来季の目標を「米ツアーで優勝したい気持ちが強い」ときっぱり。
2014年12月08日【日本S】宮本の師匠・芹沢「藤田の存在大きい」
◆報知新聞社主催 男子プロゴルフツアー最終戦・メジャー最終戦 日本シリーズJTカップ最終日(7日、東京・東京よみうりCC、7023ヤード=パー70)
宮本勝昌(42)=ハートンホテル=が、有言実行の1面ジャックを果たした。3打差6位で出ると6バーディー、1ボギーでこの日のベストスコア65をマークし、通算9アンダーで逆転優勝。1998、2001年大会に続く大会3勝目を挙げた。第2ラウンドで首位に立ち「報知新聞の1面を飾る」と息巻いた“シリーズ男”が、思い入れの強い大会で節目の通算10勝目。2017年までの3年シードを獲得した。
宮本の冗舌なビクトリースピーチを見守った師匠の芹沢信雄(55)は「すごいよね。まさか優勝するなんて思わなかったよ」とたたえた。茨城・水城高3年で17歳だった宮本と師弟関係を結んで25年。師匠は「いい友でありながら、いいライバルの藤田君の存在が大きかった。常に藤田君には『負けたくない』と言い続けてきた」と明かす。3歳年上の兄弟子・藤田寛之(45)=葛城GC=との四半世紀にわたる切磋琢磨(せっさたくま)が優勝を後押ししたのだ。
師匠は2人の弟子を常に「ウサギと亀」「静と動」と例える。「積み重ねて花開いた藤田君が“静の亀”なら、宮本は“動のウサギ”。成績はいつも宮本が上だったし、先に賞金王になるのは宮本だと思ってた」。日本シリーズでは宮本が98年に尾崎将司をプレーオフで破り初制覇し、01年に2度目のV。藤田は41歳で初優勝後、12年の史上最多3連覇で賞金王にまで輝いた。
9月のANAオープンでの9勝目まで4年間も勝てず苦しんだウサギは師匠に「もう僕は駄目ですかね」と何度か漏らした。そのたびに師匠から「目の前の藤田君という目標があるじゃないか」と励まされた。
ライバルの兄弟子との日本シリーズの勝利数は「3」で並んだ。藤田は「すごいよね。時代を超えてまた戻ってきた」と絶賛しつつ「次は僕の3連覇を破ってくれるんだよね?」といたずらっぽい顔で、弟弟子をたきつけた。
宮本勝昌(42)=ハートンホテル=が、有言実行の1面ジャックを果たした。3打差6位で出ると6バーディー、1ボギーでこの日のベストスコア65をマークし、通算9アンダーで逆転優勝。1998、2001年大会に続く大会3勝目を挙げた。第2ラウンドで首位に立ち「報知新聞の1面を飾る」と息巻いた“シリーズ男”が、思い入れの強い大会で節目の通算10勝目。2017年までの3年シードを獲得した。
宮本の冗舌なビクトリースピーチを見守った師匠の芹沢信雄(55)は「すごいよね。まさか優勝するなんて思わなかったよ」とたたえた。茨城・水城高3年で17歳だった宮本と師弟関係を結んで25年。師匠は「いい友でありながら、いいライバルの藤田君の存在が大きかった。常に藤田君には『負けたくない』と言い続けてきた」と明かす。3歳年上の兄弟子・藤田寛之(45)=葛城GC=との四半世紀にわたる切磋琢磨(せっさたくま)が優勝を後押ししたのだ。
師匠は2人の弟子を常に「ウサギと亀」「静と動」と例える。「積み重ねて花開いた藤田君が“静の亀”なら、宮本は“動のウサギ”。成績はいつも宮本が上だったし、先に賞金王になるのは宮本だと思ってた」。日本シリーズでは宮本が98年に尾崎将司をプレーオフで破り初制覇し、01年に2度目のV。藤田は41歳で初優勝後、12年の史上最多3連覇で賞金王にまで輝いた。
9月のANAオープンでの9勝目まで4年間も勝てず苦しんだウサギは師匠に「もう僕は駄目ですかね」と何度か漏らした。そのたびに師匠から「目の前の藤田君という目標があるじゃないか」と励まされた。
ライバルの兄弟子との日本シリーズの勝利数は「3」で並んだ。藤田は「すごいよね。時代を超えてまた戻ってきた」と絶賛しつつ「次は僕の3連覇を破ってくれるんだよね?」といたずらっぽい顔で、弟弟子をたきつけた。