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2014年12月08日

【日本S】宮本の師匠・芹沢「藤田の存在大きい」

◆報知新聞社主催 男子プロゴルフツアー最終戦・メジャー最終戦 日本シリーズJTカップ最終日(7日、東京・東京よみうりCC、7023ヤード=パー70)

 宮本勝昌(42)=ハートンホテル=が、有言実行の1面ジャックを果たした。3打差6位で出ると6バーディー、1ボギーでこの日のベストスコア65をマークし、通算9アンダーで逆転優勝。1998、2001年大会に続く大会3勝目を挙げた。第2ラウンドで首位に立ち「報知新聞の1面を飾る」と息巻いた“シリーズ男”が、思い入れの強い大会で節目の通算10勝目。2017年までの3年シードを獲得した。

 宮本の冗舌なビクトリースピーチを見守った師匠の芹沢信雄(55)は「すごいよね。まさか優勝するなんて思わなかったよ」とたたえた。茨城・水城高3年で17歳だった宮本と師弟関係を結んで25年。師匠は「いい友でありながら、いいライバルの藤田君の存在が大きかった。常に藤田君には『負けたくない』と言い続けてきた」と明かす。3歳年上の兄弟子・藤田寛之(45)=葛城GC=との四半世紀にわたる切磋琢磨(せっさたくま)が優勝を後押ししたのだ。

 師匠は2人の弟子を常に「ウサギと亀」「静と動」と例える。「積み重ねて花開いた藤田君が“静の亀”なら、宮本は“動のウサギ”。成績はいつも宮本が上だったし、先に賞金王になるのは宮本だと思ってた」。日本シリーズでは宮本が98年に尾崎将司をプレーオフで破り初制覇し、01年に2度目のV。藤田は41歳で初優勝後、12年の史上最多3連覇で賞金王にまで輝いた。

 9月のANAオープンでの9勝目まで4年間も勝てず苦しんだウサギは師匠に「もう僕は駄目ですかね」と何度か漏らした。そのたびに師匠から「目の前の藤田君という目標があるじゃないか」と励まされた。

 ライバルの兄弟子との日本シリーズの勝利数は「3」で並んだ。藤田は「すごいよね。時代を超えてまた戻ってきた」と絶賛しつつ「次は僕の3連覇を破ってくれるんだよね?」といたずらっぽい顔で、弟弟子をたきつけた。



Posted by 紅美子  at 11:51 │Comments(0)

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