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2014年08月11日

人工心肺使わず、高齢者の心臓バイパス手術急増

心臓の主要な手術の一つ、冠動脈バイパス手術を昨年受けた8人に1人が80歳以上の高齢者だったことが日本冠動脈外科学会の調査で分かった。

 割合は10年前に比べ倍増した。体に負担をかけない手術法の普及が背景にある。20日発行の同学会英文誌に掲載する。

 冠動脈バイパス手術は、心筋梗塞や狭心症などに対する手術。動脈硬化で狭くなった血管の迂回路(うかいろ)を作る。調査は心臓手術をしている442病院を対象として、330病院(75%)から回答を得た。

 集計によると、昨年行われた初回手術9187例(緊急を除く)のうち、80歳以上は1130例(12・3%)、70歳以上は4850例(52・8%)。2003年は80歳以上が6・2%、70歳以上が44・3%で高齢者の割合が大幅に増えている。

 同学会の瀬在(せざい)幸安理事長は「理由としては、高齢者人口の増加と、医療技術の向上が挙げられる」と説明する。駿河台日本大学病院の折目由紀彦心臓血管外科部長は「従来の心臓手術は人工心肺装置を使い、心臓を止めて行っていたが、心臓を動かしたままで行うオフポンプ手術が普及してきた。脳梗塞などの心配が低く、回復も早いため、高齢者にも広がった」と話す。



Posted by 紅美子  at 12:49 │Comments(0)

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